さて昨年の12月26日のブログの記事で紹介した東本願寺のお堀の水質の問題である。
 1月11日に現地へ行ってみた。東本願寺は三方がお堀で囲まれている。最上流は北西角、東に向かって流れ、北東角から南に向かい、南東角から西向きに流れている。下流に行くにしたがって水質は悪化しているように見える。透明度も下流に行くにしたがって悪くなっている。水温の低い冬季でもこのような状態であり、夏場の水質の悪化は予想できる。堀の底質も最上流は砂地だが、下流に行くにしたがって砂地部分が少なくなっているように見えた。落葉が堀に落下することにより、底質の悪化に繋がっている。最下流は蓮の繁茂地であり、泥質である。また北西角から北東角では睡蓮の葉が浮いている箇所、オオカナダモのような藻が繁殖している箇所があった。鯉は上・中・下流部分のいずれにも生息しているが、堀の途中に何か所か堰が設けられており、鯉は行き来できないようになっている。水底が泥質の浅い所で鯉が動き回れば、水は濁ることもあるだろう。また堰があるため下流域の汚濁水が上流に拡散することが防止される効果がある。堀にはなにやら小さな装置が設置されていたが、この装置が水処理装置かどうかは不明であった。汚染源が何かははっきりしなかった。落葉は間違いなく汚染源だが、雨水が流れ込んでおれば雨水も汚染源となる。
 東本願寺の蓮は有名なようで、次回は蓮の花が咲く6月下旬頃に訪れてみたい。その時には水処理装置も完成しているかもしれない。
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<東本願寺の蓮 〜京都駅から「徒歩5分」の穴場観蓮スポット>
https://openmatome.net/matome/view.php?q=14980041504704
こんなサイトもあった。蓮の功罪だ。
<つくばでは真夏日にハスの刈り取り> 
https://newstsukuba.jp/?p=17455